ケアプランとケアマネ

ケアプランの作成は、ケアマネージャーの仕事の中で最も大切なものかもしれません。ケアプランとは、介護計画のことであり、利用者一人一人に合わせて作成します。介護施設を利用するためには必ず必要になるので、介護サービスを受ける方は予めケアマネージャーに、ケアプランを作成してもらうことになります。

また、ケアプランは、家族の要望や利用者の状況に合わせて見直しをしなければなりません。一度作成されたケアプランを見直す時には、利用者とその家族、介護サービスの事業者やケアマネージャーなどがカンファレンスを行います。場合によっては看護職員などが参加することもあり、それぞれの立場から利用者に最適なサービスが何かを精査することになります。

ちなみに、このような過程を踏んで出来上がったケアプランは、ケアマネージャーが利用者本人と家族に説明を行い、同意をしたうえで実行に移されます。そのため、ケアマネージャーは介護事業所にもしっかりと内容を周知をしなければなりません。ケアプランは、介護保険の給付にも大きく影響してくるので、制作するケアマネージャーの責任は大きいと言えるでしょう。

そんなケアマネージャーになるためには資格が必要ですが、資格を一度取れば終わりというものではありません。5年に一度、更新申請を行う必要があり、その際には研修を受けることになります。苦労が多く、責任も大きな仕事ですが、その分やりがいも大きいので、介護業界でステップアップを目指す方には、ぜひ注目してほしい職業です。